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自己分析の極意

自己分析で導き出すもの

自己分析では結局どういう結果を出そうとすればいいのでしょうか?私はビジョン・ストレングス・スキルの3つをその時点その時点で整理することだと考えています。

自己分析の3つのアウトプット

  • ビジョン:自分が心の底からどんな世界を望んでいるか。その世界を創造していく上で、自分はどんな貢献をしたいか。問題意識。
  • ストレングス:自分が心底楽しめるもの。時間を忘れて没頭する領域。状況に対して無意識に選択される思考のクセ。自分にとって快適な環境。
  • スキル:客観的に評価できる・されるもの。○○力のように表現できるもの。仕事において収入を得る手立て。

自己分析をして自分なりのビジョンを構築する

ビジョンはあなたのもの

ビジョンにいいも悪いもありません。マザーテレサの「最も貧しい人に仕える」というビジョンも、誰かの「自分の家族と幸せに暮らす」というビジョンも、心の底から思うことであれば同様に価値があるものだと私は思います。

大切なのは、いつもそのビジョンが自分自身を支えてくれることです。本物のビジョンはいつも自分を支えてくれます。

「家族と幸せに暮らす」というビジョンが本物であれば、例えば仕事でつらいことがあっても家族のために頑張れるものです。仕事を効率的に進めて早く家に帰って自分の子どもと大切な時間を過ごそう、とも思えるでしょう。もっと仕事を頑張って収入を増やして自分の伴侶と豪華な旅行に行こうと思えるかもしれません。

「環境問題を絶対解決するんだ!」というビジョンのがあなたのビジョンだとします。最初の頃は、周囲の無理解に苦しむかもしれません。自分だけが頑張っている、と絶望を覚えるかもしれません。しかしビジョンが本物であれば、あなたはそれに向かって突き進むでしょう。いずれ、助けてくれる仲間にも出会えるものです。

どのようなビジョンであっても、本物のビジョンはいつもあなたを支えてくれます。逆にいえば、あなたを支えてくれないのは本物のビジョンではありません。

「医者になって、病に苦しむ人を助けるんだ」というのは立派なビジョンだと思います。しかし、それがあなた自身の本物のビジョンでなければ、親や周囲からの期待に応えようとするだけのものであれば、そのビジョンはあなたを幸せにしないでしょう。実際に、親の期待から医者になった人で、医者としては十分に優秀だけれど、とにかく早くリタイア生活をしようと考えている人もいるわけです。

所属するではなく参加する

これからは一人ひとりがビジョンを持っていい時代です。

今までは多くの人は企業という組織に"所属"していました。仕事の意味は会社から与えられる。収入は会社が保証してくれる。そうやって組織と自分の境目がだんだんとなくなっていったわけですが、会社の経営が厳しくなると所詮、組織と個人はベツモノであるということが露呈しました。会社という組織を過剰に信頼して思考停止に陥った個人が路頭に迷うということが、日本で現実に起きたわけです。

これからは一人ひとりが自分のビジョンにそって、事業に参加する時代になっていくでしょう。一旦所属してしまえば、あとはある程度組織任せでもどうにかなってしまう時代は終わりました。自己責任の時代と呼ばれ、確かに個人にとって見れば厳しい時代でもありますが、でもワクワクする時代でもあります!自分の責任で、自分のビジョンをどんどん追求していく時代になっていくのですから。

自己分析をしてビジョンを言葉にする

自己分析をしてみたら自分のビジョンを自分なりの言葉で表現してみましょう。先ほども書きましたが、ビジョンにいいも悪いもありません。正解も不正解もありません。ただあるのは自分にとって本物かどうか、ということだけです。

先日私のコーチが彼のビジョンを送ってきてくれました。

以前から私が夢見ているのは、「完全適材適所社会」です。

 人が、各個人単位で精神的・経済的に自立し、
 人生の各ステージにおいて本当にやりたい事をしながら
 イキイキと自分の役割を果たし、学び、成長していく状態です。

足りないものに焦点を当てて競い合い、奪い合うのではなく、
違いを認めて新しい価値を生み出し、
豊かさを創り上げることです。

また他の友人はこういうビジョンを私に語ってくれました。

鉄道ってのはすごいエコな輸送機関なんだよね。
もっと鉄道が活躍できるようになる場面があると思う。

大地震が日本を襲った時に、輸送に困らないように、
日本の背骨に鉄道を通す必要性はあると思うんだ。

土地の交渉とかはとても大変だけれど、
大事な仕事だと思っている。

また、Co-ducationの活動で知り合った学生(当時)の方は、 こういうことを言っていました。

僕は凄く両親を尊敬しています。
自分に奥さんがいて、奥さんを幸せにして、
子どもがいて、子供を幸せにして、
結局それが、自分にとっての大人だし、社会人だなーって
思います。

ココにあげたのは私がそれを聞いた時に「本物」だと感じたものです。テーマも範囲も全然違うかもしれませんが、どれも本物のビジョンだと、私は感じています。

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自己分析をして自分のストレングスを把握する

20歳までにほぼ固定化される才能

自分が得意とする領域や、やっていて面白さを感じるポイント、心地の良い環境というのはある程度固まってしまうと脳科学では言われています。固定性の高い自分の個性のベースとなるものを把握しておくことは非常に重要であると思います。

自己分析の方法:Strength Finderのところでご紹介していますが、このストレングスファインダーは、全く違う軸の質問をかなりの量答えるという方法によって、思考のクセ(強いシナプス領域)を洗い出します。かなりの精度だと思いますので、ぜひやってみていただきたいと思います。

もちろんストレングスファインダーのみならず、他の様々な方法を自分なりに使ってみて、自分が熱中する、夢中になる、大好き、時間を忘れる、そういう対象や状況を発見して欲しいと思います。

ストレングスは充実したキャリア形成の軸になる

自分が夢中になれるもの・状況というのがある程度固定的なものだとすれば、自分自身のキャリアを創っていく上で、ストレングスこそが軸になるはずです。ビジョンも大切だと私は考えていますが、ビジョンの方が柔軟性が高く、更新される可能性が高いものだとも思っています。

ストレングスは普遍的な意味合いが強いですから、どのような状況であれ、自分のストレングスを活かして仕事と向き合う必要があるでしょうし、逆にいえば、どのような状況であれ、ストレングスは活かし方があるはずです。

一番幸せなキャリアというのはいつも熱中していて、充実しているキャリアだと私は考えていますが、ストレングス自体が夢中になれるもの・状況ですから、これに対する自己理解は本当に重要になるはずです。

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自己分析によって自分のスキルを把握する

スキルを把握して自分のレベルを相対的に捉える

ビジョンとストレングスは個人的・絶対的なものですが、スキルは相対的なものです。これには資本主義のルールが適用されます。スキルが高ければより高い年収、より大きな責任範囲、より多くからの期待を得るものです。自分のビジョンに向かって、自分の存在価値を高めるために、スキルを客観的に把握したいものです。

ビジョンとストレングスは、比較的「自分の中」から再発見することが大事だろうと思いますが、スキルに関しては「世の中で求められているものは何か」という客観的で、相対的で、一般的な観点が大切になってきます。世の中一般で求められるものは何か。自分はその中でどういうレベルにいるのか、現実を直視することが大事になってくるでしょう。

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