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就職レポート

情報の得方,管理の仕方

私が就職活動を通じて得た,感じた事を,「情報の取り扱い」という観点からまとめました。

某大手戦略コンサル会社 内定 Y.M

[1] how to get

情報にアクセスすることが簡単な順に紹介します

1. ウェブから

ウェブからの情報入手はもっともお手軽で,今すぐにでも始められます。ただ得られる内容が薄い場合が多いため,就職活動を本格化させる前の予備知識として捉えるとよいと思われます。なお,BBS等に書かれる情報は不正確なものが多く,有用な情報はほとんどないため見る必要はないでしょう。
以下に私がよく利用したサイトを挙げます。

(a)各社のウェブサイト
まずは,これが一番重要です。じっくり目を通す事でその会社の特色,どのような企業活動をしているか,どのような人材が求められているか等がわかります。本社が海外の場合,英語のウェブサイトに目を通す事も有効です。ケース問題に対処する方法を掲載している会社もあります。
また,採用情報については特に注意し,エントリーシートの締め切り等が発表されたらすぐに対応するようにしましょう。そのためにはアンテナなどを活用するのが便利です。

(b)就職一般
産能大学,就職情報,就職活動のポイント

EGG-WEB.COM,ビジネスマンのためのビジネスマナー集

キャリアアドバイザー斉藤光男の就職活動のミスマッチ解消サイト

「考えてから動く」就職活動のススメ

(c)エントリーシート,グループディスカッション,面接対策
コンサルティング業界に就職するぞ!!
http://homepage1.nifty.com/timing-and-balance/index.html
外資コンサル.com
http://www.gaishi-consultant.com/
movin コンサルタント就職
http://www.student-movin.co.jp/
添削道場,グループディスカッション道場『哲信堂』
http://teshindo.at.infoseek.co.jp/index.htm

2. 本から

一人でじっくり力をつけるためには本を読むことが有効です。就職に関して多くの本がありますが同じような内容の本が多いため,多くの本を読むよりは自分の気に入った本を何度も読み血肉化させるようにしましょう。コンサル就職対策としては,私も30冊程度しか読んでいません。
以下に私が読んで特に良かったと思った本を挙げます。

(a)論理的思考を身につけるために
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則(バーバラ・ミント)
ISBN: 4478490279
「問題解決プロフェッショナル「思考と技術」」(齋藤 嘉則)
ISBN: 4478490228

(b)筆記対策に
判断推理必殺の解法パターン―公務員試験 公務員試験(鈴木 清士)
ISBN: 4788949466

(c)エントリーシート対策に
内定がもらえる人もらえない人〈2005年版〉(斉藤 光男)
ISBN: 4782531044

(d)プレゼン対策に
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール ブルーバックス (B-1245)(藤沢 晃治)
ISBN: 4062572451

(e)気分転換に
ライト、ついてますか―問題発見の人間学(ドナルド・C・ゴース, G.M.ワインバーグ)
ISBN: 4320023684

3. 友人、知人から

大学やサークルの仲間,就職活動仲間,内定者の先輩から得られる情報は大変有用です。とくに仲間内での勉強会などの情報は参加している知合いから教えてもらうしかありません。
友人,知人から情報を教えてもらう上で注意すべきことを以下に挙げます。

(a)情報をこちらからも提供する
よく言われる事ですが,give & take が大切です。情報を発信する人の周りに情報が集まって来ます。「自分から提供できる情報が少ない」と思っている人は,情報交換のためのメーリングリストの管理人になったり,勉強会の後の飲み会の幹事をやったりして貢献しましょう。私はいくつかのメーリングリストの管理人と,勉強会の幹事をやっていました。

(b)ネットワークを広げる
知人の紹介や勉強会で新しい人に出会ったら,その日の内にメールしましょう。「その日の内に」ということが重要です。こうしてネットワークを広げていきます。

(c)オフィシャルな情報と照らし合わせて確認する
友人,知人,内定者の先輩は,就職先企業の人ではないため,採用に関する正確な情報は持っていません。そのため,「登録は○日が締め切り」,「採用試験はこういった問題が出る」といった情報は,受け取ってもそのまま鵜呑みにせずオフィシャルな情報(企業のウェブでの情報,採用担当者への電話)と照らし合わせて確認しましょう。
また,「今年の採用枠はあと2人しかない」,「面接官の笑いを取ったら採用される」といった採用に関するうわさを聞く事があるかもしれません。しかし通常,採用に関する詳しい情報は数人の採用担当者しか知り得ません(たとえその企業に勤める人でも知らないのが一般的です)。適当に聞き流しましょう。

4. セミナーから

ここでいうセミナーとは,企業が開催するもの,就職支援サイトが開催するもの,仲間内で開く勉強会などを指します。
以下に私が心掛けていた事柄を挙げます。

(a)採用プロセスを受ける企業のセミナーには必ず参加する
たとえセミナー参加が採用条件でなくても参加しましょう。有用な情報が得られる,採用担当者に自分を売り込める,セミナー参加時の話が面接でネタになる,自分の中での意気込みを増す事ができる,など利点が大きいです。

(b)なるべく多くのセミナーに参加する
セミナーには企業説明会系のものと勉強会系のものがありますが,双方とも可能なかぎり多種多様のものに参加しました。将来その業界のコンサルティングをする可能性もあるため,例え就職するつもりのない業界であっても参加しました。
また勉強会系のセミナーは,同じ内容であっても開催するコミュニティの違いによって少しずつ雰囲気が変わり,自分の特徴に違った角度から気づく事ができます。
私は説明系のセミナーには(合同セミナーも含めて)30社以上(戦略系コンサルティング業界以外では20社以上),勉強会系のセミナーは20回以上(主催コミュニティは5つ以上)参加しました。

(c)参加者,主催者と個人的な関係を築く
セミナーに参加したら,なるべく最後まで帰らないようにしましょう。「最後」とはそのセミナーが終わる時ではなく,最後に帰る人ということです。セミナー後に懇親会がある場合は必ず参加しましょう。懇親会がない場合でも,会場に残って採用担当者に個人的に質問し,名刺を奪って帰りましょう。

5. 企業の人から

採用プロセスを受ける企業の人に,少なくとも一人は会って話を聞きましょう。また,それ以外の企業の人にもできれば会い,志望動機や自己PRを添削してもらったりその業界の動向を聞くと良いでしょう。学生の間は「会ってください」と電話すればかなりの確率で会ってもらえます。
私が企業の人に会う時に気を付けていたことを以下に挙げます。

(a)その人が勤めている企業,業界について下調べし,必ず質問を考えておく
会う人にもよりますが,講演を聞きに行くような気持ちではなく,インタビューをしに行くような心構えで準備しておくと良いでしょう。質問も,「コンサルタントの仕事ってどんなものですか?」といった漠然としたものではなく,例えば「普段の仕事で,時間を割いて行っている業務はなんですか?上位5つを教えてください。その中でもっとも重要な業務は何ですか?」といったような,こちらの「具体的な業務内容を知りたい」という思惑が相手に伝わり,かつ相手からの具体的な内容の答えを引き出せるような質問がいいでしょう。

(b)家に帰ったら必ずその日の内にお礼のメールか手紙を書く
お礼に手紙を書く人は少ないため,意外性があって有効のようです。

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[2] how to manage

1. スケジュールの管理

就職活動を始めると,それまでは記憶でスケジュールを管理していた人も
だんだんとそれが不可能になってきます。
スケジュールを管理することが必要となりますが,以下に挙げる点に
注意するとよいでしょう。

(a)スケジュールは一元管理する
必ず一つの方法で管理するようにしましょう。セミナーはメールで確認し,大学の授業は講義時間割りで確認し,プライベートは携帯メールで確認し,とやっていると,ダブルブッキングやすっぽかしの危険性が高まります。必ず一元管理(一つの媒体で管理)するようにしましょう。

(b)自分なりの管理方法を確立する
スケジュール管理の方法は,メール,ウェブのスケジューラ,携帯のスケジューラ,専用のスケジュール管理ソフト,ノート,スケジュール帳,カレンダーなどいろいろあります。試行錯誤して自分に合った方法を捜し出しましょう。
私の場合はB5の1日2ページの日程表+4色ボールペンでした。アナログ表記とカラーで視覚に訴え,重要度や時間の長さを把握するのに役立てていました。

2. 学んだ事柄の記録

セミナーやOB訪問の後に,そこで学んだ事を書き留めるようにしましょう。書き留めておかないと,どんどん忘れていってしまいます。

(a)すぐに書き留める
気づく事があったら,なるべくその場で,遅くとも帰りの電車の中で書き留めます。

(b)分類して保存する
学んだ事柄がロジカルシンキングについてなのかビジネスマナーについてなのか,人から得たものなのか本から得たものなのか,後でその情報を取り出すときにわかりやすいように分類します。そのためにも,大きめのポストイットを常に持ち歩いています。

(c)実際に使ってみる
何か学んだ事があれば,機会があればそれを実践してみます。
例えば「グループディスカッションをする時は,自分の考えを必ず紙,もしくはホワイトボードに落として相手に示しながら議論する」ということメモし,頭でわかったつもりでいても,実践するのはなかなか難しいものです。何度も実践する事で,人から聞いたスキルが自分のスキルとなります。

3. 人に情報を教えるときの注意

企業で働く人,特にコンサルティングファームで働く人は,高度で繊細な情報を扱う機会が多くあります。そのため就職活動をしているうちから情報の取り扱いについて慎重であるべきだと,私は考えます。
特に以下の2点を考慮する必要があります。

(a)公表する情報の内容について
友人から「A社とB社に内定してて,今悩んでいる」と質問された場合,「A社に内定した友人がいる」という情報を,たとえ知り合いであっても教えるのは控えましょう。
たとえ,「A社に決めた」と言われた場合でも,それを他の人に話して良いかどうか確認しましょう。

(b)公表する媒体について
ある企業の採用面接を受けて,面接官がむかつく奴だったとします。それを友人に愚痴るのは問題ないでしょう。
しかし,ウェブで公表するのは問題があります。どの程度のレベルなら公表して良いか考えましょう。

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[3] 最後に

大学,大学院は,試験日程,研究室振り分け等,何もしなくても情報はもらえてあたりまえの環境にあります。また管理すべき情報も限られ,機密性は低いものばかりです。
ところが企業で働くようになると,状況は一変します。情報は自分で取りに行かねば誰も教えてくれませんし,得た情報を管理しなくてはなりません。この意識の違いに気づく事で,学生から社会人へ,一歩近付く事になるでしょう。

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