おでこのメガネ 第5話「今を楽しむ」|株式会社Co-ducation
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【連載漫画】おでこのメガネ

第5話「今を楽しむ」


原案・原作:石川英明 原作・作画:眞蔵修平

おでこのメガネ第5話



100%味わう、豊かさを受け取る


専心。禅宗では「食べる」ということはとても大切にされています。典座(てんぞ)というお寺のシェフは、非常に尊い地位とされているそうです。

お寺ですから精進料理を食べるわけですが、とにかく"集中していただく"。100%食べることに没頭する。

ちょっと比喩的に言えば「私が、食べている」ではなく「私とは、食事という行為そのものである(食べる人、食べられる物という分別がない)」、となるくらいの集中をして、食事をします。


私も「完全に食べることだけに集中してみよう」とやってみたことがあります。

そうするとですね、やっぱり、舌の感覚とかがすごく研ぎ澄まされて、味の深みがわかります。飲み込むように普段食べてた白米も、甘み、苦味、食感の変化・・・などなど、本当にその豊かさを感じられます。

・・・が、そうして集中していられるのはホンの束の間で、すぐに「この美味しいの、みんなに伝えたいなぁ」「あ、そういえば佐藤さんこういうの好きだよなぁ」「そういえば佐藤さんとの打ち合わせの資料終わってないな」・・・、などと"雑念"がすぐに出て来てしまいます。


ぜひ一度試してみてください!ホントに"集中し続ける"のは、なかなかに至難のわざです!



ヴィパサナ瞑想では、そうして集中がそれたときに「気づいて、すぐ戻る」を基本としています。

「あ、食べることから逸れた」「よし、もう一度食べることに専心するぞ」

こうしてまた「食べる」の豊かさを思い切り満喫する世界に入っていくのです。



未来を想像したり、ビジョンを描いたり、そこに向けて計画を立てたりすることが悪いわけではありません。未来を意識を向けるときは、それはそれで100%意識を向けたらいいのです。

過去を振り返ることが悪いわけではありません。振り返り、反省し、そこから学ぶということもまた素晴らしいことです。

そして「食べる」ときには「100%食べる」。そうすることで、食事の豊かさを100%受けとることができます。


どうせ、食事中にあれやこれや考えたって、たいした整理はできません。紙とペンで集中して考えるのには叶わない。

「仕事のことを考えるときは100%考える」
「食べるときは100%食べる」

そうしていったときに、本当に1日が充実し、豊かさに溢れることは、間違いありません^^





[2018/03/14 公開]



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原作・作画:眞蔵修平


兵庫県生まれ。元数学教師。教育問題漫画家。

眞蔵修平 公式HP
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自らの教師経験や、教育関係者との繋がりを武器に、教育現場の裏側をリアルに描く。現在は、漫画を描きながら、教育系企業数社に所属し、教育現場を変えるためのイベントや署名活動に参画。

代表作:『静寂の音』


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