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【連載漫画】おでこのメガネ

第8話「幸福度の高いパートナー」」


原案・原作・本文:石川英明 原作・作画:眞蔵修平

おでこのメガネ第8話



幸せな夫婦の秘訣


今回の記事の元ネタは「最高のリーダー・マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」という本です。

この本は、基本的にはリーダーシップやマネジメントについての調査研究結果をまとめたものです。アメリカのギャラップ社という大手調査会社に所属していたマーカス・バッキンガムの著作です。

で、色々な調査を、基本的にはビジネス領域の調査をしているわけなのですが「ちょっと夫婦についても調査してみました」というのがありまして、その結果がこの本に載っています。


この部分を読んだ時に、私は本当にとても心を惹かれました。衝撃だった、と言っても過言ではないくらいです。「幸せな夫婦ってどんな夫婦だろうね?」ということ、それについて研究者らしく調査をスタートしたそうです。

「例えば、趣味が同じ夫婦はやっぱり幸せ度が高いのかな?」

「例えば、会話が多い夫婦はやっぱり幸せ度が高いのかな?」

などと、様々な調査結果と、夫婦の幸福度の関連性を調べていったそうです。


しかし、調べても調べても「こういう夫婦は幸せだ」というのが統計的に出てこなかったそうです。



つまり、

趣味が同じ夫婦でも、不幸な夫婦もいるし、幸せな夫婦もいる。

趣味が違う夫婦でも幸せな夫婦もいるし、不幸な夫婦もいる。


会話が多い夫婦でも、不幸な夫婦もいるし、幸せな夫婦もいる。

会話が少ない夫婦でも、幸せな夫婦もいるし、不幸な夫婦もいる。


ということで「こういう要素がある夫婦は、幸せな夫婦だ」という結論を得ようとして調査したにも関わらず、ちっとも統計的に結論が得られずにとても困ったそうです。



それで、もう一度よくデータ解析を頑張ってやってみようと。それで統計解析の方法なんかも色々駆使をして。

それでついに出てきましたよ!結論が!というのが、書いてあります。


それは「自己評価より、相手からの評価が高い夫婦は、幸福な夫婦である」という統計的な結論でした。

つまり、例えば「仕事」の自己評価と、相手からの評価。仕事をしている夫は「自分なんてそこまで稼げてないし」と思っていて、妻は「私の旦那さんは、しっかり稼いで養ってくれている」と思っている。

例えば「家事」の自己評価と、相手からの評価。家事をしている妻は「私は、料理もあんまり上手じゃなくて」と思っていて、夫は「毎日奥さんの美味しい料理を食べれて幸せだなぁ」と思っている。

ようは、そんな夫婦は幸せな夫婦ですよと。



・・・当たり前と言えば、当たり前の結論かもしれません。でも、この調査結果は、なんだったら全ての人間関係に当てはめられるくらいすごい調査結果なんじゃないかと私は、ホントに衝撃を受けたんですね。


例えば仕事していて営業部と経理部があって。

きっと「幸福なチームワーク」な営業と経理部は、経理部「営業部がホントに大変な仕事をしてくれている」営業部「経理の人たちがホントに支えてくれている」とかって思ってたら、それはやっぱり幸せなチームや組織であるだろうなと。


私はつい、やっぱり「自分のやってることはすごいと思う。思ってほしいと思う」わけですし、ついつい「相手のやってることは(知らないくせに)大したことないと思う」わけだったりします。そりゃ、それがいいチームにならないよなと。

でも例えば「オフィスで仕事をする」と「家で育児をする」とかって、どっちのほうがすごいのか、価値があるのか、大変なのか、比べられるものでもないですし、比べる必要もないもので。

経理の仕事と、営業の仕事で「こっちの仕事の方が大変なんだよ」ってことでもなくて。自分のやっていないこと、やれないことを、やってくれているんだよなぁ。という事実がただあるだけで。


一人の人間として「どうだ!自分のやってることすごいだろ!」を頑張って認めさせようと努力する以上に、相手のやっていることを、認めて、感謝する。それが、素晴らしいパートナー関係、人間関係を築く一つのコツなのかもしれません。






[2018/04/04 公開]



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原作・作画:眞蔵修平


兵庫県生まれ。元数学教師。教育問題漫画家。

眞蔵修平 公式HP
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自らの教師経験や、教育関係者との繋がりを武器に、教育現場の裏側をリアルに描く。現在は、漫画を描きながら、教育系企業数社に所属し、教育現場を変えるためのイベントや署名活動に参画。

代表作:『静寂の音』


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