【開催報告】第9回 組織開発定例勉強会 自然経営研究会発起人 山田裕嗣さんをお迎えして
定例勉強会 開催報告
第9回 自然経営研究会発起人 山田裕嗣さんをお迎えして【2020年9月15日(火)】
今月は、然経営研究会発起人 山田裕嗣さんをお迎えして、組織開発定例勉強会を開催しました。
「自然(じねん)」であるとはどういうことなのだろう?ということが、その場で、一つ自分の中で言語化されたような場でした。
山田さんが「木は、別にこっちの方向に伸びるという計画をもとに伸びていかない。その時々の気象状況や土壌の状況に応じて、「今はこっちに伸びていこう」みたいにしている」といったように、木や森の比喩を使ってじねんを説明してくださり、その説明がとても印象的でした。
木は伸びようとしている。それは内部要因だと思う。
でも、気象状況などは外部要因だ。
「木がどう伸びていくか」は、内部要因と外部要因の相互作用、ダンスによって生じている。というか、相互作用そのものが「木の成長」という現象に表れているのだな、と。内部要因だけでも「木の成長」という現象は生じないし、外部要因だけでももちろんその現象は生じない。
Dance of Change. 変化とともに踊る。
参加者の皆さまとの対話を通して、私たちにとっても毎回深い学びの時間となっております。いつもご参加くださり、一緒に探求してくださるみなさま、本当にありがとうございます。
今回の参加者
対話を含めたオンライン参加:5名
視聴のみのオンライン参加:2名
参加者の方からいただいたコメント
- 現在、複数の組織に関わっているため、他の方のお話などをお聞きしてみたく参加しました。
- 自然経営を一つの選択肢として捉えられてることに優しさや包容力を感じました。将来と今の架け橋は、自分と自分と同じ気持ちを持つ仲間との出会いやチームでの活動なのかなと思いお話を聞いていました。参加者のおひとりのコメントであった、組織を人に纏うオーラとして捉えられてたことが面白かったし勇気をもらいました。
- 「自然経営」は、構造化した場合に生じる歪みを速やかに解消し続けていくためのものであるが、「組織」という構造化、固定化された枠組みがあった場合には、歪みはすぐに判明せず(現場レベルでは感じていても)、タイムラグがあって顕在化することになる。この、タイムラグを短くするために、必要なコンセプトだと思いました。
- 組織ではなくてチーム。この言葉がまさに腹落ちしました。
- 対話を大切にされている場なので、学びや気付きが大きく育っていきます。
- 「組織」という構造化・固定化された枠組みをどのように打破し、環境変化に即応できる経営をできるか、ということを、自分自身に向き合いながら、対話を通じて、自分の言葉で、じっくりと紡ぎだす場であると思います。
- 圧倒的な経験を持つ方からのお話がリアルに聞けることはとても貴重だと思います。
次回の定例勉強会について