【開催報告】第2回 組織開発定例勉強会 No Ratingを通じた組織開発
定例勉強会 開催報告
第2回 No Ratingを通じた組織開発 ~No Ratingの本質【2020年2月18日(火)】
今週火曜日に、組織開発定例勉強会を開催しました。オンライン視聴も含め、13名の方にご参加いただきました。
今回のテーマは「No Rating」。前半は「自己申告型給与制度」導入を支援されている生きがいラボの福留さんから評価制度に関して講義していただき、後半は参加者全員でグループに分かれて、「評価制度の役割とは?」という問いからダイアログをしました。
「評価しない評価制度なんて、言葉として矛盾してますね笑」そんな声からはじまりましたが、私自身とても勉強になりました。
・欧米型no ratingはマネージャーに人件費配分裁量を委ねている
・生きがいラボの「給与自己申告制度」は「投資委員会」により運営されている
・社員は会社にどんな貢献をするか、給与額をいくらにするかなどをマネージャーにプレゼンする
・マネージャー陣で形成された投資委員会にて、給与額や異動希望などの話し合いを行う
といった概要でしたが、その話し合いにより組織の成熟が進んでいくさまがとてもイメージされました。
私が印象に残ったのは以下のお話でした。
・給与制度の不満はなくならない
・自己決定する、ということが何より大事
・会社と社員の覚悟の交換。夫婦と似ててお互いに「相手に幸せにして欲しい」ではなく、お互い「相手を幸せにしたい」という関係
・「生きがいラボ」という社名は反対されたがこだわってやったこと
組織の「仕組み」は、どうしたって組織の状態に影響を与えます。その仕組みのところに真正面から取り組み続けてこられた福留さんのお話はとても力強いものがありました。
「生きがいを持って働く、生きる人ばかりの社会」そのビジョンに邁進している姿に、刺激や勇気をもらった方もいたのではないか、と思います。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
新型コロナウイルスの状況によっては変更となる可能性もございますが、現時点では3月も第3週の火曜日(3/17)に渋谷で開催する予定です。
3月のテーマは、「組織開発の順番」。
「組織を良くしていこう」と思った時に「どこから手をつけていけばいいのか分からない」というお悩みをよく聞きます。
例えば、私たちは「全社員を集めての対話の場を開く」といったことをすることがしばしばありますが、「なんて社員に声をかけるのか?」「業務の対応はどうするのか?」といったところがイメージが湧かずに、止まってしまうケースも多いようです。
次回は、石川の経験値をたたき台としながら「組織開発の順番」について、皆さんと探求していければと思います。皆さまのご参加をお待ちしております!
今回の参加者
当日参加:10名
オンライン参加:3名
参加者の方からいただいたコメント
評価制度の役割とは?という問いが本質的であると思いました。毎回すごく良い出会いがあり、感謝しています。
前知識ゼロで参加したので、すべてが学びになりました。また、参加した皆さんの着眼点や疑問点も当たらな視点として学びになりました。
仕事のみに関わらず、人間関係全般でも応用できそうです。
この勉強会は、組織の未来を共に考え、日本の組織の未来を共に創る機会です。
楽しくて時間が足りない!!って思いました(笑)
探求は楽しいです。知識も深まりました。
もうすこし実践事例を調べてみようと思いました。
次回の定例勉強会について