【開催報告】組織変革塾 第1期が修了しました!

講座 開催報告

第1期 受講生の声

森田満昭様 株式会社ミライズ創研 代表取締役・60代男性
普段、ファシリテーターとしてやっていることを「受ける側」からの視線で実体験できました。これは私にとってはとても貴重で、継続してこのような勉強会の場があるとうれしいです。

組織変革をうたう研修やスクールは数多ありますが、組織変革の本質に触れられる数少ない場で、その学びのレベルは国内でも最高峰に並んでいます。

加藤秀夫様 事業部長・50代男性
インサイドアウトによる個人の幸福、成長のみが組織を成長させる、ということが良く分かりました。確かに、自身の今までのキャリアでも、自分に知識がない状況で、メンバーに全面的に信頼してお願いすると、任せてもらえたと感謝される、ということがしばしば発生しています。

特に最終日のサンクスカードのプチテクニックには感嘆しました。単純にその人への感謝の気持ちをポストイットに書いて渡す、という行為に、10を超えるテクニックが含まれているのはびっくりしました。ちょっとマネが出来ないですね。

坂田純様 株式会社レミントン 代表取締役・50代男性

ただ受け身に組織変革に取り組むだけでなく、ひとつひとつのコンテンツがどのようない意味を持つのか、どのような理論や経験に基づくのかを知ることで、より効果の高い組織変革を進めることができると思います。

ひとつひとつのプログラムやダイアログにそれぞれの意味や目的があり、またその裏付けとなる理論があり、様々な工夫がこらされていることが理解することができた。ファシリテーターとしてのスキルを改めて認識しました。ちょっとした言葉にも工夫と意味があったことに、ある意味衝撃を感じました。

 

齋藤貴司様 教育職 学校長・50代男性

「先が見えない時代の未来を具体的に考える思考の塾」

大きく変わったことはひとつ。変革塾を受講して大きな声で「私のやっている仕事は人が幸せになるため。布いては、日本が平和な国であることを実践し、世界を平和に導くことができる。その為には、一人ひとりが大きく変わることが求められている」と言えるようになった。塾を受講することで視点や視座が大きく変わったことに深く感謝したい。

数年後、自らが行うDMP訓練を組織内の幹部層に行うことを今後のライフワークとして生業としたいと考えたときに、自己革新、相互革新を終えた訓練生(企業の組織人)に対してその組織の変革をコンサルする際に活用したいと考えています。

第1期 開催概要

2021年9月~11月@渋谷開催

第1期生:5名

第1期を終えて 代表取締役 石川英明より

2021年11月20日(土)に、組織変革塾の第一期を終えました。自分にとっては、このようなプログラムを開催したこと自体が感慨深いものでした。

新卒で入った外資コンサルの会社でも「組織の変革」をしようとしていたわけで、そこから数えれば20年の集大成、みたいなものだったかもしれません。 とは言え「組織変革の仕事」と自覚するようになったのはヒューマンバリュー社に入った2006年からで、その頃は教わることばかりでした。

独立してから一度、ヒューマンバリュー社のプログラムに参加しましたが、そこから10年ほどたって、自分が講座を提供する側になったというのは、色々と感じるものがありました。

1社目の元上司が受講しに来てくださいました。「すごく成長していた」と言っていただけて、それは素直にとても嬉しかったです。20年も経って、全然成長していないんじゃ寂しいですからね。

 

ずっと何かしらの「組織の変革」のプロセスに携わってきていて、経験を積んできたわけですけれど、それを主催者として講座として提供しようとなると、分かりやすく体系立てる必要があります。暗黙知だったものを形式知化していく必要があります。だから、自分の考え方や技術や思想といったものを言語化していくことになりました。

同時に、言語化するだけでなく、構造化も必要です。 例えば、コーチングについて終日ティーチング(講義)するという構造も取れれば、コーチングについて学んでいただくのに、ひたすらコーチングを受けていただくという構造も、コーチングを実践してみていただくという構造もありえます。 どの構造を選ぶかそのものもまた、自分の考え方や技術や思想の表現になるわけです。

そういうことに取り組んでいくと、自分が結局根っこで大事にしているとみたいなことがよく見えてきました。

自分では「そりゃそうだな」と思いましたが(日々、それを大切にして仕事をしてきたから当然なんですが)、しかし、それをハッキリと言語化して伝えたことはあまりなかったような気がします。

 

組織変革は、組織を「よりよく」するものですから、「よりよい」ということが定義されていなければ進めていくことができません。 そして、組織変革のプロとしては「どうして変革が上手くいくときと、いかないときがあるのか」という技術論も持っている必要があります。

そうであったときに、私は「よりよい」ということについて、 最も包摂的な概念としては【自己組織化】という言葉を選ぶことになります。

そして、自己組織化において重要なことは 私にとっては「一人一人のWillが尊重される」ということです。 インサイドアウト、内発的なWillが尊重されるということ。 同時に、チームとして組織として有機的に機能するということ、 そのためには対話の技術がとても重要であるということ。

それが私にとっての「よい組織変革」なのだということを、ハッキリと認知しました。 アウトサイドイン、外側からコントロールしようとしたり、支配しようとすることは一時的には何かしらの成果が出たとしても、本質的でなかったり、持続的でなかったりすると考えているのです。 そういったことを自己認知する素晴らしい機会になりました。

 

今回、受講していただいたお一人お一人にとっても、Willがより育まれ、自分のいる組織において対話が深まっていく機会となっていればと思います。

 

講座概要と今後の予定

2022年2月に第2期を開講予定です。開催概要はこちらをご確認ください。