ゾエティス・ジャパン株式会社 
コマーシャルオペレーションズ&デジタル推進統括部
統括部長 加藤秀夫様

メンバーたちにより

付加価値の高い領域に取り組んでもらう

部長がいなくても回る部署になる。

毎月1回4時間×1年間の対話の時間を経て、
仕事への取り組み方が変わり、

実際に残業時間が減りました。

メンバー同士が、話し合って、

化学変化が起こって、勝手に進んでいってくれる


成功循環が好循環で回り始めたときの、

この破壊力は凄いと思います。

ゾエティス・ジャパン株式会社 コマーシャルオペレーションズ&デジタル推進統括部 統括部長 加藤秀夫様 (写真左)

     

ご依頼いただいたきっかけ

組織変革塾にご参加いただいたのがきっかけでしたね。

そのときはどのようなタイミングだったのでしょうか。

自分自身が事業部の責任者になるというタイミングで、「組織のマネジメントの仕方」をアップデートしたい、レベルアップさせたい、という風に思っていました。今までも、メンバーをマネジメントするということはやっていましたが「マネージャーのマネジメントをする」ということになるタイミングでもあったので。

石川さんとは、アクセンチュア時代からのつながりで、facebookもつながっていて、組織マネジメント領域を専門としているということは認識していました。

それで、自分が、チーム・組織というものをどうまとめていくかという組織マネジメントについて相談をしようと思ったんですが「いきなり相談するのもちょっと失礼かな・・・」という気持ちあり、ちょうど石川さんが組織変革塾を開催されていたので「これはちょうどいい!」と思って参加しました。

組織変革塾に参加してみると、まず石川さんの成長に驚かされたのと(笑)、まぁ当時は石川さんはまだ社会人2年目とかでしたからね。そして、組織マネジメントを行う上での考えの細やかさに驚きました。「これは、自分だけでやるのは無理だ。お願いしよう」とすぐ降参しましたね。

メンバー同士の関係性を良くする、心理的安全性を高めるといったことのために「Thanksの共有」というのを塾の中でやっていただきましたが、ほんの1時間ほどのワークの中に、10も20も確固とした技法が詰め込まれていました。衝撃を受けましたね。

それで、自分の部署の支援に入ってもらおうと決めて、変革塾終了後、すぐに支援をお願いしました。

自分たちの部署で、「メンバーたちにより付加価値の高い領域に取り組んでもらう」「部長である加藤がいなくても回る部署になる」ということが二大テーマで、それを実現するためにお願いします、ということでコーデュケーションさんのプログラムが始まりました。

どのような取り組みから始まったか

初回のワークショップは2022年1月開催でした。

一番最初は「この忙しいのに、こんな4時間も時間をとる必要があるのか?」というメンバーの疑問に答えるところから始まりましたね。そこで、毅然と、柔らかく、対応している石川さんはさすがだなと思いました。上手に進めるなぁ、と感心していました。

「どんな部署の状態を実現したいか?」と聞いて、一人一人のアイデアを出してもらって、それをビジョンツリーというものに統合していって・・・ホントに上手に進めるなぁと思いました。

ちゃんと一人一人が、自分の本音の意見を出せていたと思いますし、そうやって話し合っていくうちに、部署の状態として【私と部下のハブ&スポーク型】だったのが、【メンバー同士のメッシュ型】のコミュニケーションにどんどんなっていきました。すごく関係性がよくなりましたね。自分もマネジャーとして頑張ってきたつもりだったので、ちょっと悔しかったです(笑)

この対話の場を始める前も関係性は良いと思っていました。実際、悪くはなかったんですけど、でもBefore-Afterを比べると全然違います。メンバー同士で話し合って決めて動いていくということがずっと増えましたし、だから「加藤がいなくても」というのが動き出しましたね。すごく面白かったです。

ダニエル・キムの成功循環の流れが、本当に実現されていくのを目の当たりにした感じでした。関係の質から高めていって、思考の質、行動の質、結果の質・・・と高まっていくというのを目撃しました。仕事への取り組み方が変わりましたし(思考の質、行動の質)、実際に残業時間が減ったりしました(結果の質)。

手ごたえを感じたところは?

どんな成果が生まれたでしょうか?

残業をなくす、というところはびっくりするくらい成果が出ましたね。社内で「残業時間トップ10」に何人も入っているという状態だったのが、しゅーーーっとなくなってしまいました。残業時間、減ったなぁ。。。

もともと、残業時間はいわゆるルーティン業務に割いていた時間が多かったんです。それが対話を積み重ねて「ルーティン業務ばっかりやっているんじゃダメなんだ」という風に気づいて、意識が変わりました。それで一気にルーティン業務時間が減りました。

「本当に腹落ちしたら、一気になくなるんだ。。」と驚きました。自分としては「ルーティン業務ばっかりやってちゃ、だめだよ」と何年も言い続けてきたつもりだったんですけど、丁寧な対話をすることで「やっと分かりました」ってなりましたね。「何年も言い続けたのになぁ」とは思いましたけどね(苦笑)。

本当に伝わったとなるのには、部長である私が一方的に語るだけでは足りなかったというのが、今になるとよく分かります。本人たちが、語り合って、自分たちの言葉になっていく。そして、自分たちのことになっていく。「みんなで喋る場」というのが本当に大事なんだなと思いました。

   

残業時間以外では何かありましたか?

「メンバーが付加価値の高い領域に取り組んでいく」というのも、対話の場のゴールの一つでしたが、この面でも成果が出ました。

高付加価値領域に取り組んでいくことの重要性は、全員でしっかりと共有できたという確信があります。社内の会話でも「それは高付加価値領域かな?ルーティン業務かな?」というやり取りが目に見えて増えました。

また「では、高付加価値業務はどのように取り組んでいけばよいのか?」についても、何より私自身がだいぶ言語化できましたし、それをメンバーともかなり共有できるようになりました。実際に、高付加価値業務を企画し、実行していくというのはこれからですが、そのために必要な企画会議のようなものも、メンバーが内発的に、自分たちで週次でやっていくとなっているので、これからが楽しみです。

  

当初の想定と違ったことはありましたか?

一回「部長から語る場」というのを用意してもらいましたが、メンバーから「あの話は強く記憶に残りました」と言われました。

同じような話は「簡潔に」何回も話したことはあったはずなんです。でも、自分が分かって欲しいレベルまでは伝わっていなかった。それがちゃんと丁寧に「ストーリーを語る」という時間をとったら、全然違う成果が得られた。これは印象的でした。

6分の小言を10回言うので1時間かけるより、1回ちゃんと30分かけて語る方がよい、ということもあるのだなと。

   

もう一つ。「部長がいなくても回る組織になる」ということが確実に進んだのですが、その時に、ハブ&スポーク型ではなくメッシュ型になることが、これほど大事だとは当初は想像していませんでした。

先ほども申し上げたように、前も関係性は悪くなかったと思います。それでも、何よりメンバー自身が「ずっと話しやすくなった」「相談が増えた」「関係性がよくなった」と言っていました。そして、その関係性の中で「自分たちでどう進めていこうか?」と自発的に考えて動く・・・という動きが増えていったのです。

チームの状態を「メッシュ型にする」ということは、リーダーにとって意外と難しいことだと思います。部下との1on1はあっても、部下同士の議論をファシリテートするといったことはスキルとして磨くこともあまりないからです。

このことは、自分にとって学びになったことでした。

    

Co-ducation社のアプローチの特徴

私たちのご支援の特徴は、どのように感じていらっしゃいますか。

ダニエル・キム教授の成功循環のことは知っていました。しかし、本当に関係の質が高まり、成功循環が好循環に回っていく・・・というのを目の当たりにしてびっくりしました。「教科書の中には書いてあるけど、そんなことあるの?」と半信半疑だったものが、ホントに劇的に変わってしまいました。

この破壊力は凄いと思います。

関係性がよくなり、前向きな意識が高まり、試行錯誤の行動が生まれ、実際に成果がでる。ホントにそうなりました。「にわかには信じられない」というのが率直な気持ちでした。こういう化学変化が起こるというのはホントに面白いですね。

メンバー同士が、話し合って、化学変化が起こって、勝手に進んでいってくれるという。それは想像を超えていました。メンバーみんなで、話し合って、腹落ちしていく。相乗効果が生まれてくる。そういうプロセス、そういう対話の場。これは凄いと思います。

     

     

どのような方に、私たちをお勧めされるでしょうか?

組織のリーダーで、壁にぶつかっていて、「なんとかしなきゃ」と思っている方。

メンバーを巻き込んで、メンバーの力を活用していく必要が本当はあるんですけど、「どうせ、部下を巻き込んでもいいアイデアなんて出てこないしなぁ」と思っているリーダーの人こそ、活用してみて欲しいですね。適切な場があると、メンバーの力が本当に解放されていきますから。

「自分の考えを理解してもらえない」「言ってることが伝わらない」と悩んでいるリーダーの方も、活用してもらえるのではないでしょうか。

「ちゃんと時間をとってストーリーを語る」
「一方的に語るだけでなく、本音の語り合いの時間を持つ」

こういうことをできると、本当に「伝わらない」が「伝わった」になります。

その「語り合いの時間を持つ」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、本当に細かい仕掛けがあるわけで、それはプロフェッショナルの力を活用するというのは本当にありだと思います。そうして、一つずつ歯車がかみ合っていくと、一気にいろんなことが上手く動き出すという。はずみ車というか、雪だるま式というか。どんどん良くなっていくんですよね。

組織をよくしたい、と思っているリーダーには自信をもってお勧めできます。

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